■ カリキュラム ■

カリキュラムについて

◆最新の第二言語習得研究にもとづくカリキュラム構成

 

フィリピン留学では、とかくスピーキングによるアウトプットばかりが重視されがち。

 

しかし、最近の第二言語習得研究では「インプット仮説」(第二言語の習得にはアウトプット以上にインプットを重視すべきとする説)が主流を占めるようになってきています。

 

すなわち、十分なインプットをしないまま貧弱な語彙、文法知識、間違った発音などで闇雲に「アウトプット」しても、同じレベルで足踏みしているだけ、一向に英語は上達しないことが明らかにされています。

科学的・実証的なデータをもとにした説だけに説得力があります。

 

 

◆「土台」なしに「家」は建たない

ウィルの三大必修科目
ウィルの三大必修科目

 

これを英語学習にあてはめると、日本人が苦手とする英会話力を上げるにはただ話すだけではNG。

家が土台なしでは建たないように、英語にもしっかりした「土台」が必要だということになります。

 

この「土台作り」に特に欠かせないのが、「構文力」「語彙力」「発音力」の3つです。

そのため、当校では下記の科目を必修としています。

  • 「構文力」をつけるための科目; Grammar & Writing
  • 「語彙力」をつけるための科目; Vocabulary
  • 「発音力」をつけるための科目; Pronunciation 

また、選択科目については、個々の留学生の目的・ニーズに応えるため、多様な「選択科目」を提供しています。

 

  

【見て感じるフィリピン留学#20】発音の授業が見てみたい!

 

当校で人気の看板科目「発音」の授業を動画でご紹介します。

 

外国人に話しかけたとき、「なんで私の英語通じなんだろう?」」と疑問に思ったことはありませんか?

それはあなたの英語力の問題である以上に発音の問題です。

 

正確な発音の習得は、あなたの英語を世界で通用させる鍵となります!

 

「ウィル・イングリッシュ・アカデミー公式Youtubeチャネル」https://www.youtube.com/channel/UCk5mae6HEZB9kgCvtWOf5UAにて配信中の動画です。 

◆「選択科目」は、留学目的に応じて

 

一方、個々の留学生の目的・ニーズにピンポイントで応えるため、多様な「選択科目」を提供しています。 

選択科目は全7科目(写真は内4科目のテキスト)
選択科目は全7科目(写真は内4科目のテキスト)

これまでウィルには多くの方が様々な目的をもって留学してくださいました。

これらを分析すると、留学目的は大きく次の2つの分けられることが分かりました。

  • 海外エンジョイ派;海外旅行やロングステイなどをしたとき困らないよう英会話力をつけたい
  • 海外ビジネス派;仕事で英語を使うので、読み書きも含めて総合的な英語力をつけたい

「海外エンジョイ派」の方は、それほど高度の読み・書きをする必要はないでしょう。

一方、「海外ビジネス派」の方は、正確で迅速なリーディング力とライティング力が求められます。

 

◆「海外エンジョイ派」と「海外ビジネス派」:それぞれのゴールを目指そう

 

そこで当校では、これら大きく2つの目的の違いに応じて、最終目標を次のように設定しました。 

  • 海外エンジョイ派」の最終目標; とにかく会話に困らないように、「聞く」力と「話す」力をつける
  • 海外ビジネス派」の最終目標; 「聞く」、「話す」、「読む」、「書く」の4技能をバランスよく伸ばす 

下の図と表を参考に、留学の目的にあった選択科目の選択をしていただければと思います。

※科目については、入学初日に、ご希望とレベルテストの結果をもとに、ご説明・ご相談の上、決定させていただきます。 

 


◆留学目的の違い(海外エンジョイ派/海外ビジネス派)による科目選択

 

科目名

 

留学目的

科目
必修科目 選択科目

 Grammar&Writing   

    Vocabulary  

 Pronunciation

  Listen 

 -ing  

 Speak 

-ing

Speech

RE

   (*1)  

FC

  (*2)  

 海外エンジョイ派

 

海外ビジネス派

 ●

*1 RE; Recreational English

*2 FC; Free Conversation

● 必修科目: 原則、全員にとっていただきます。

○ 選択が望ましい科目: 受講するコースのコマ数、ご希望に応じてご選択ください。

△ 息抜き科目: コマ数が多い方は適宜選択科目に入れてください。 

各科目について

【必修3科目】

◆grammer & Writing

  「運用力向上モデル」(文法を学ぶことで実際の場面でコミュニケーションできる力をつけることを主眼とするアプローチ)に立って、英語の用法や英作文のルールを学びます。

次に、学習したばかりの文法知識を使って<英文を書く>➡<教師の添削を受ける>、これらを繰り返すことで、しっかりした構文力を身につけることができます。

◆vocabulary

英語レベルや目的に応じた語彙力をつけるための科目。

語彙だけを暗記するのは、しばしば退屈で実践的でないので、語彙が使われるコンテキストの中で覚えていけるよう工夫されています。また、派生語・カテゴリー内の単語を覚えていくことで語彙力を増やすことができます。

中上級者には句動詞、イディオム等の教材も使用可能。

◆pronunciation

英語でコミュニケーションをとろうとする時、発音が正確でないと相手に伝わりません。また、自分が発音できない音は聞きとれないと言われています。「世界共通語」として英語が使われている現在、正確な発音法を身につける必要があります。この科目では、特に日本人が苦手とする音に注力しながら、全ての英語の母音・子音を正確に聞き取り、発音できるように舌の形、顎・歯の位置などを解説し、練習。また、英語独特のリズム、リエーゾン、イントネーションの規則などについても学びます。

【選択7科目】

◆Listening

聴いたことを正確に書き写す「ディクテーション」と聴いたことをそのまま発話する「シャドーイング」の徹底訓練を行い、発音、アクセント、語彙、文法、意味を理解する能力(リスニング力)の向上を目指します。

これまで特に人気の高かったトピックを厳選して編集。トピックをもとに、教師と生徒の間で質疑応答、ディスカッションなど様々なやり方を通して、状況・相手の意図に応じた発話ができるよう練習します。

◆Speaking

初級・中級者には日常生活でよく使うフレーズを中心に発話の訓練を徹底的に行い、中〜上級者には徐々にTOEFL、TOEICスピーキングのような自分の考えを整理して伝える訓練を行います。

また、レベルに応じて写真描写やディベートの要素も入れ、わかっているのに口から出ない、とっさの一言が思いつかないといった課題を解決しコミュニケーション能力を高めます。

◆reading (※日本でも十分できることですので、強くはおススメしておりません)

物語、ニュース、論評、エッセイなど多様な英文をレベル別に通読し、その後ディスカッションをします。

英文を語彙、文法、文型に分解して理解するのではなく、そのまま理解することを目指します。

そのために、重要な箇所を識別する能力の育成を図ります。

常に英文を読み続ける「多読」の生活を送ることで英語で考える頭脳を養います。

◆Speech

<中~上級者向け>

自分の意見を英語でまとめ、観衆の前にそれを発表する練習を行います。

そのため、ライティングの能力以外に、正確な発音でイントネーションで発話する能力が求められます。

スピーチのテーマは、受講者の関心に合わせ選びます。希望があれば、他の生徒・教師の前で発表もできます。

 

◆Recreational English

英語によるクイズ、ゲーム、歌などを楽しむことを目的にした科目。長時間の学習で疲れた頭を休め、気分転換したい方に最適。フィリピン人教師は歌がうまい人が多いので、歌詞の意味を習得したあと、一緒に声を合わせて歌ってみる(あるいは先生に歌ってもらう)のがおススメ。気持ちも晴れ晴れとし、マックス楽しめること必定。歌詞など多彩な英語表現に触れることで、英語圏文化にも触れられます。 教材は生徒の関心に合わせて、適宜、準備します。 

◆free conversation

<中〜上級者向け>

自由に教師と会話する科目。

この際、ぜひとも聞いてみたかったことなど自由にテーマを選べるのが魅力です。

似たようなトピックになってしまうのを避けるため、レベルに応じたトピックを用意もできるので、レベルが進むにしたがって会話内容も高度なものになります。

日本ではなかなか学ぶ機会がない待望の科目が新たに登場(2022年8月~)!  これで”Japanese English”は卒業!!

◆PHONICS(フォニックス)

<英語を学び始めたお子様> <発音が苦手な方>

英語の発音ルールを学びます。

フォニックスを学ぶメリットは大きく3つあります。

①初めての単語が読めるようになる(見たことのない英単語でも、フォニックスを学んでいれば簡単に読み書きができます)

②英語の発音がきれいになる(口の形、舌の使い方、息の出し方を学ぶことで“伝わる英語”を話せるようになります)

③リスニングの力がつく(自分の発音と、聞こえてきた発音に差を感じると、「単語は知っているのに聞き取れない」ということが起こります。ご自身の発音がよくなると、聞き取れる単語が増え、理解できることが格段に増えます)


レベルについて

 

当校のレベル構成は、7レベルです(下記の表参照)。入学初日に、ペーパーテスト(TOEIC 2時間)とスピーキングテスト(所要時間約30分)を行い、レベル分けを行います。

◆当校が基準とする英語レベル

レベル 説明 TOEICスコア目安
ADVANCE

高度で複雑な会話が可能。ネイティブに近い上級者

900-990

HIGH-INTERMEDIATE ほぼ正確に会話ができる上級者に近い中級者 780-895
INTERMEDIATE 特別難解な内容でなければ会話はほぼ正しく理解できる中級者 600-775
PRE-INTERMEDIATE 限定的ながら伝えたいことがどうにか伝えられる中級の入り口 400-595
HIGH-BEGINNER 簡単な受け答え、日常会話ならできる初級者レベル 250-395
BEGINNER 限定された会話しかできない初級者レベル 65-245
PRE-BEGINNER 英語学習初心者。 0-60
     

 

◆レベルテスト結果表

レベルテストの結果を教師と情報共有します(非公開)
レベルテストの結果を教師と情報共有します(非公開)